【大阪パン屋】幻のパンとの歓喜の再会【Pane Volare】

パン屋レポ

先日、大阪府豊中市にあるパン屋さん【Pane Volare】(パネヴォラーレ)さんに初めて行ってきました。

2021年10月にオープンした比較的新しいお店で前々から行ってみたいなと思っていたところです。

こちらのお店を知ったきっかけは、今はほぼ食べることができない、ある”幻のパン”がパネヴォラーレで復刻している!?とのうわさを聞いたことでした。

そのパンとは”タイ風焼きそばパン”というもので、この商品はもともと大阪府高槻市にあったパン屋【ルート271】で販売されていたものです。

7,8年ほど前にルート271に初めて伺い、なんとなく惹かれて食べたタイ風焼きそばパンがとっても美味しく、何といっても病みつきになる甘辛いタイ風焼きそばの味わいが定期的に食べたくなるほど中毒性が高いのでその後は訪れる度購入していた品です。

常連さんにも非常に人気のパンだったようですね。

その大好きなパンですが、ルート271はリニューアルのため一度閉店し、その後ほとんど店頭に並ばない”幻のパン”になってしまったのです。

現在は同じ場所で【丹青】という屋号に変わり相変わらず行列のできる人気パン屋さんのようです。

丹青さんのリニューアル後も”タイ風焼きそばパン”が並ぶことを微かに期待していたのですが

お店によるとルート271と全く同じパンはなく、タイ風焼きそばパンは事前告知なしで不定期に店頭に並ぶかも?とのこと。

自宅から遠いので毎日通い詰めることはできず、あの味をもう一度食べることはほぼほぼ不可能なのか…と残念に思っていたのですが、パネヴォラーレはルート271で修行された職人さんが開いたお店で、あの幻のパンがあるらしいと噂を聞いたのです。

そして先日幻のパンとの再会を楽しみにパネヴォラーレさんに伺うと、ありました!

<タイ風そばめしパン>となっています。あの幻のパンをアレンジした商品のようです。

ポップにはしっかりと”ルート271修行時代の思い出のパン”と書かれているので噂に間違いはないようです。

おこがましくも私にとっても思い出のあの味、期待しつつ食べてみました。

白くもちっとした食感のフォカッチャは歯切れがよく、エビがまるごと乗っているのもインパクトがあります。

挟まれているそばめしは、ほとんどあの懐かしい味!

パンに挟む具材として合うように、そばめしにしっかり絡む粘度の高い甘辛タレで、ぼそぼそした食感はなくとても食べやすいです。

タイ風焼きそば=パッタイは本来、ナンプラーやオイスターソース、パクチーなどによって日本の焼きそばとは違うエスニックな香りが特徴です。

こちらのそばめしはそのアジアンな風味は残しつつ、癖はないので日本人が食べやすく好む味だと思います。

そして食べ進めると辛みがしっかり効いていて結構パンチがあります。

ルート271では細長くツヤっとしたコッペパンに挟んでいた気がするのでその点は大きく違います。

焼きそばも豚肉やエビなど具材がごろっと入ったまさに”焼きそば”だったのですが、パネヴォラーレはトッピングのエビ以外は細かく刻まれていてそばめしとして一体感があります。

これは好みかと思うのですが、どちらも違う良さですね。

また横に切れ目を入れ挟むことでそばめしの量はたっぷりで、お米が入っているので食べ応えばっちりです。

正直なところ、ルート271のタイ風焼きそばパンも最後に食べたのは5年ほど前なので正確にあの味を覚えているわけではなかったのですが、今回頂いたことでふわっと当時の味と香りが蘇ってきました。

パネヴォラーレの”タイ風そばめしパン”は大満足で、大変おいしくいただきました!

また魅力的なパンがたくさん並んでいたのでその他にも購入してきました。

右上はプレーンのフォカッチャ、下は梅ひじきとホタテのパン

入店したときは外見のわりに店内はこじんまりとした印象を受けたのですが

商品棚にはたくさんの種類のパンが並んでいてびっくりです。

伺ったのは土曜日の15時ごろだったので商品あまり残ってないだろうなと思っていたのですが、どれにしようか悩んでしまうほどかなりたくさんパンがありました。

クロワッサンダマンドやタルト、ハード系パンもそれぞれ色んな種類が揃っていて惹かれるものが多かったのですが諸事情によりこの日は断念。

再訪したときにはぜひ買いたい他のパンたちがをたくさんありました。

あの味を引き継ぐパン屋さんがあったとは…本当に嬉しい再会でした。

あの味が懐かしく感じる方も気になる方も、ぜひ行ってみてください。

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