これまで記事にもしているとおり、私はパン屋巡り、パンのお取り寄せが趣味なのですが
たくさんのパンを買ってもやはり当日中に一気には食べられません。
遠方の美味しいパン屋さんに出向くこともあるので、気になるものはできるだけ全部食べたい!と食い意地を張ってしまうのですが、しっかりと保存してリベイクすれば大抵のパンは購入から時間が経っても美味しく食べられます。
今回はそのコツをご紹介したいと思います。
コツ① ”今すぐ食べるもの以外”は即冷凍!
パン屋さんで複数個購入したらいくつかは持ち帰ってすぐ食べるのですが、食べきれなかった分は速攻で冷凍してしまいます。
パンによっては生地に牛乳やバターなど乳製品が使われていたり、ホイップやチョコ、お惣菜が乗っていたり様々ですが
そういったパンを常温に置いておくのは季節によっては傷みが心配です。
また冷蔵庫に入れるとパン生地はひどく乾燥しますので絶対におすすめしません。
せっかく買ってきたのに明日の朝食べるパンを冷凍するのはなんだかもったいないような気もするのですが、数時間食べないパンは冷凍しリベイクして食べたほうが圧倒的に美味しいです。
コツ② 小分けにして冷凍する
生地がギュッと詰まったパンが完全に凍った状態はパン切り包丁でも固く、切るために少し解凍し再冷凍するとどんどん風味が落ちていくので避けた方が無難です。
あらかじめ小分けにして一つずつラップをしておけば次に食べるときが楽に解凍でき、すぐに食べることができます。
また一斤で買った食パンやバケットのような大きなパンも同様です。
1枚ずつ切って分け、ラップしておくと解凍もスムーズで良いです。
コツ③ 冷蔵庫内の匂いをパンに移さない
冷凍庫には様々な食材が集まってくるので、単体では匂いがなくても庫内の匂いは結構あります。
ラップで包んだだけで冷凍庫に入れるとパンに庫内の匂いがかなりついてしまい、食べたときの風味が悪いのであまりおいしく感じられません。
それを防ぐためにはジッパー付きの保存袋にパンだけをまとめていれるか、パン保存用の専用袋を使用すると匂い移りを防ぐことができます。
私が実際に使用している保存袋は【マーナ】さんの”パン冷凍保存袋”というもので、
2種のサイズ展開があります。
この保存袋は空気の透過率が通常の保存袋に比べ格段に低く、匂いが付くのをしっかり防いでくれるので長期間冷凍庫に入れていても食べるときに匂いが気になることはありませんでした。
また袋自体が丈夫なので繰り返し開け閉めしても、水洗いをしても劣化しにくく、繰り返し使えるためこちらを愛用しています。
またちょっとした豆知識ですが、市販の食パンが入っている一斤袋も匂い移りがしにくい構造になっていますので、保存袋がないときは代用できます。
コツ④ パンによって冷凍方法を工夫する
シンプルなパンや表面に具が出ていないパンは、解凍する際特に工夫が要らないのですが
あんバターサンドや板チョコ、ホイップなどがのっているパンの場合、そのまま加熱すると溶けてしまい、売られている状態とは違うものになってしまいます。
そのためサンドされているものならパンとフィリングを分けて冷凍し、それぞれの解凍具合を調整して合わせるなど工夫が必要です。
また解凍のためにどれくらい温めるべきか分からないときは<自然解凍>が無難です。
室温に出しておくと、生地が詰まってないものなら30分~1時間、ベーグルなどの生地や中身が詰まったものなら2~4時間程度で解凍できます。
翌朝食べるパンなら、寝る前に室温に出しておけば起きてすぐに食べることができます。
ただしホイップクリームが入ったパンは常温解凍はできません。ホイップは冷蔵でないと脂肪分と水分が分離していくので、そういったタイプのパンは冷蔵庫でゆっくり解凍するのが美味しく食べるコツです。
上手に保存して美味しいパン生活を!
しっかり工夫しておけば冷凍で長期保存できるパンですが、しっかり美味しさを残して楽しむなら1ヶ月を目安に食べきることがおすすめです。
特に惣菜系やデニッシュ生地、フィリングのたくさん入ったものは早めに食べた方が安心です。
美味しさを保って保存することで、なかなか行けないパン屋さんで買い込んだ時やお取り寄せで一気にパンがたくさん届いても安心してゆっくり楽しむことができます。
また冷凍庫から出した後のパンのリベイク方法ですが、パンのタイプによっておすすめの方法が異なりますので、それについてはまた別の記事にてご紹介したいと思います。
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