大阪市内から車で45分ほど、途中くねくねの山道も通りながら【薪パン日々】さんに先日初めて行ってきました。
電車でのアクセスはなかなか厳しく、周りは自然豊かな場所にありながら昼過ぎには売り切れるとも聞く人気のパン屋さんです。
実際に行ってみるとお店の名前の通り、店舗裏には薪窯がありました。
伺ったのは土曜の12時過ぎ。駐車場は店の前に4,5台分ありましたが着いたときにはちょうど満車で、お店の人気ぶりがうかがえます。
入店すると店内では4組の並び列、並んでいるパンの種類は10種類ほど。オープンから1時間経っていたのでおそらくピーク時よりパンのラインナップは少ないかと思います。陳列されていなかった食パンなどはまだ用意があるとのことでした。
今回購入したのはじゃがいもパン、無添加ベーコンのエピ、自家製あんぱん、杏クリームチーズフランスの4つです。
エピは食べやすく食感も良いので食事パン用についつい選んでしまうパンの一つです。
こちらは無添加ベーコンを使われているそうで塩気はちょうどよく、ベーコンの油がパンにも染みてじゅわっと旨みが広がります。生地は外はガリッと、噛んでいくともちっとした食感も感じられて美味しかったです。
続いてこちらは自家製あんぱん。
自家製あんこを焚いているお店のあんぱんは結構個性が出る印象なので気になります。さらに焼き立てで温かいですよと聞いて買わずにはいられませんでした。
買ってすぐ温かいまま頂いたので中の写真を撮り忘れたのですが、小豆の粒がごろごろ残っていて豆感をしっかり感じられるあんこはとても好みのタイプ。また生地はもっちりとしたやや厚みのある生地でこちらもとても美味しく、個人的にどストライクなあんぱんでした。
こちらは杏のクリームチーズフランスです。
生地には杏のドライフルーツと、定かではないのですがレーズンや柑橘系のフルーツも一緒に練りこまれているように感じました。勝手にあんずジャムを想像していたのですが、ドライフルーツだったのでパン全体の甘さは控えめ。クリームチーズは写真の通り上部と中にも少しなのでくどくない味わいでした。
そして最後のこちらはじゃがいもパン。今回購入したなかでも特に美味しかったものです。
具材としてのじゃがいもではなく生地に練りこまれているタイプで、同じく能勢のmix farmさんで作られたじゃがいもを使っているとのこと。
じゃがいもって生地に練りこむとあんまり味しないのかなと勝手ながら思っていたのですが食べてみてびっくり、第一印象は”高級なポテチの味がする!”でした。
自然派食品のお店などで売られている、高品質なじゃがいも、お塩、油を使って作られたポテトチップスを思わせるようなどっしりとしたじゃがいもの味と、生地のもっちもち感がたまらなく美味しかったです。
フォカッチャの雰囲気もありながら瑞々しくもっちりした生地に塩味が効いていて、ついもう一口と手が伸びるパンで本当に美味しかったです。
余談ですが、食べきれず冷凍保存していたじゃがいもパンを後日リベイクして食べたのですが、リベイクしたてのあつあつ状態よりも少しおいて落ち着かせた方がじゃがいもの風味を感じやすかったです。
お店の裏には広い芝生とベンチのスペースも。この日はよく晴れていて、周りものどかでとても気持ちのいい場所でした。
おそらく常連であろうお客様と店員さんが会話されている様子も和やかで、とてもアットホームなパン屋さんです。
オープン直後などは結構混んでいるようなので、確実に購入したい方は早めにいって並ぶのがよさそうです。
【薪パン日々】、気になる方はぜひ。
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